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春の歌⑦APRIL LOVE [noisy life]

四月の恋.jpg

April love is the very young
Every star's a wishing star
That shines for you
April love is all the seven wonders
One little kiss can tell you
this is true

Sometime an April day
Will suddenly bring showers
Rain to grow the flowers
For first bouquet
But April love can slip right through your fingers
So if she's the one don't let her run away
([APRIL LOVE]四月の恋words by SUMMY FAIN, music by PAUL FRANCIS WEBSTER, vocal by PAT BOONE,1957)


早いものでもう4月。そして桜の花、はやくも散りにけり。昨日今日が花見のピークだったのでしょう。
4月だろうが5月だろうが、やっぱりミュージック。4月といえばパット・ブーン。というほどでもないけど。

まずはパット・ブーンの略歴を。
1934年生まれ。ハイスクール時代からスポーツ万能の人気者。18歳で学生結婚。相手のシャーリーは、カントリー・ミュージックを商業ベースに乗せた功労者といわれ、「チャタヌガ・シュー・シャイン・ボーイ」Chatanoogie shoe shine boy「シェイム・オン・ユー」Shame on you のヒットで知られるレッド・フォーレイRed Foley の娘。
ちなみに2人には「ハワイの結婚の歌」The Hawaiian wedding song などでデュエットしています。

パットは大学時代から歌手活動をし、レコードも出したがヒットせず。初のビッグヒットはデビューした55年、ファッツ・ドミノFats Domino「悪いのはあなた」Ain't that shameがビルボード2位に。
エルヴィス・プレスリーElvis Presleyの初チャートが「ハートブレイク・ホテル」Heartbreak hotel (1位)の56年なので、デビュー、チャート入りともにエルヴィスより早かったことに。しかし、その56年、エルヴィスは怒濤のヒット連発(ビルボード1位5曲)で、完全に水をあけられてしまいます。

日本ではしばしばパットとエルヴィスが比較されたが、アメリカではどうだったのでしょう。パットのイメージは誠実で清潔。ハイスクール時代から女の子の憧れのまと。まさにアメリカの“模範青年”。ワイルドで不良のエルヴィスを苦々しく思っていた人間にとっては、かっこうの“アンチ・エルヴィス”。本人の思惑とは別に、そういう役割を担わされてしまった面があったのかも。

歌のスタイルも、ほとんどがバラード。ヒットを出す前はロック・ロールも歌っていたといいますが、やはりこれもエルヴィスとの差別化?
リトル・リチャードLittle Richard 「トゥッティ・フルッティ」TuttiI Frutti もうたっていますが、スーツにネクタイで歌っているような行儀のよいロックン・ロール。パットらしいといえばらしい。

それでも50年代後半から60年代にかけて、
「アイル・ビー・ホーム」I'll be home
「砂に書いたラブレター」Love letter in the sand
「四月の恋」April Love
「涙のムーディ・リバー」Moody River
「スピーディ・ゴンザレス」Speedy Gonzales

のビッグヒットを。ほかにも、「アナスタシア」Anastasia、「友情ある説得」Friendly persuasion、「エクソダス」Exodusなど映画主題歌のヒット曲があったり。

「4月の恋」は58年のビルボード№1。6週間1位を保ったというラヴソングで、これはパット自身の主演した同名映画の主題歌。映画と歌の相乗効果というショウビジネスの常套手段。日本では中島潤雪村いづみがカヴァー。

娘のデビーDebby boone も歌手で77年に「恋するデビー」You light up my life をヒット。

それでは4月、“エイプリル”の歌を。

もっともポピュラーなのは「パリの四月」April in paris
これも古いミュージカルの曲で、春のパリに残した思い出をうたったもの。ポピュラーな曲で多くのアーチストがとりあげています。
聴いたことがあるのは、まずヴォーカルではサラ・ボーンSarah Voughanとフランク・シナトラFrank Sinatra。いきなりサビからはいるシナトラもいいけど、やっぱりサラ。クリフォード・ブラウンClifford Brownのトランペットとサラの独特の厚みのある声、そして独特の“ちりめん”が思い出を語り合っているようで最高。

演奏ならピアノ。セロニアス・モンクTheronious monk、ナット・キングコールNat King Cole、それにエディ・ヒギンスEddi Higgins。キングコールはオーソドックスでオーケストラと調和していながら自らをちゃんと主張していて聞きやすい。ヒギンスは弾むようなタッチで楽しい思い出を再現している感じ。ひとり静かに聴くのならやっぱりモンクのソロ。行ったこともないパリの4月をゆったりと回想できたり。

そのほかの楽曲では、クリフォード・ブラウンやバド・パウエルBud Powellの名演で知られる、やはりスタンダードの「アイル・リメンバー・エイプリル」I'll remember april

ポップス系ではバート・バカラックBart Bacharach の映画主題歌「幸せはパリで」The April fool が。パーシー・フェイスPercy Faith Orchestra のサントラのほか、ディオンヌ・ワーウィックDionne Warwick などのヴォーカルでも。

そういえば日本でも
♪私に愛を告げたときも……別れを告げたときも……April Foolだった
と、昔の恋人をしのぶ「APRIL FOOL」(さだまさし)がありました。

そして、パット・ブーンのものと同じタイトルですが、恋する春の喜びをうたうメイヤMeja「エイプリル・ラヴ」April Loveも。

4月は一年でいちばん気候のいい時期かもしれません。また新しい出会いがある時期でもあります。ただ、残念な事に年を経るとそういう機会がだんだんなくなっていくのも事実。とくに新しい人との出会いはね。いまさら新たな人間関係をつくるというのが面倒ということもありますが。ましてや恋なんて……ねえ。


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都市色

こんばんは。
「幸せはパリで」、昔衛星放送でこの映画観たことあります。
ジャック・レモンとカトリーヌ・ドヌーヴの甘いラヴストーリィでした。
邦画なら西田敏行と大原麗子みたいなものでしょうか。
サントラ盤が1年前くらいにCDでリリースされて買いました。
パーシィ・フェイス楽団の演奏が華麗です。
バカラックの「APRIL FOOL」はアレサ・フランクリンのバージョンも強烈でした。

南野陽子さんのシングルのB面にも「APRIL FOOL」ってありましたよ。
by 都市色 (2008-04-07 05:54) 

MOMO

都市色さん、いつもありがとうございます。

西田敏行と大原麗子ですか。なるほどです。
ジャック・レモンみたいな役者はなかなかいませんね。粋で滑稽でときどき真面目みたいな。

アレサ・フランクリン、今度捜して聴いてみます。
by MOMO (2008-04-08 20:34) 

MOMO

アコさんnice! ありがとう。

3年生ですか。
なにかともろもろたいへんな年ですね。
頑張ってね、応援してますよ。
by MOMO (2008-04-11 00:27) 

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