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マラソン五輪代表が決まった! [deporte]

野口みずき.jpg

昨日の名古屋ウィメンズマラソンはみごたえがありました。
でも、なんで最近のマラソンは午前中にやるのかな。おかげで外出の予定が2時間遅れてしまった。

それはともかく。最大の期待は野口みずきのカムバック。
先行集団から一度離されながら、再び追いついてきたときは、もしかしたら……。と思わされましたが、後半のペースアップについていけず後退。
やっぱり、いちど大きなケガをするとなかなか元にはもどらないのかな。競走馬だってそうだもの。……馬と比較してはいけない。

しかし、あれだけ途中でパワーをつかって、再び置いていかれると、ズルズル順位を下げていってしまいがちなんだけど。もはや五輪出場も絶望ってわかっていただろうに。

それでも大くずれせずに6位入賞。タイムだって2時間25分台ならわるくはない。
本人もいっているように今後のメドが立ったような走りでした。

オリンピックだけがマラソンではない。来季のマラソンシーズンで、野口のびっくりするような記録を期待したいもの。

日本人では尾崎好美が1位(全体2位)。いちばん輝いていたのは驚異の逆転劇で優勝したロシアのアルビナ・マヨロワ。日本人1位争いでかすんじゃったけど。その日本人1位は尾崎好美。

そして、今日の午後には男女とも五輪代表選手が決まりました。

女子は、まぁ順当でしょうか。選考レース優勝の重友梨左と木崎良子はほぼ決定していたので、昨年の世界選手権で日本人最高の5位入賞をはたした赤羽有紀子と、昨日の名古屋の2位尾崎好美のどちらかということだったのでしょう。

そして結論は名古屋の順位で8位に終わった赤羽が脱落、補欠に。
まぁ、これはどう考えても2位と8位では、8位を選ぶというわけにはいかない。

でも、ひとつ疑問が残ります。
なんで赤羽選手は名古屋に出場したのでしょうか。
世界選手権といえばオリンピックに匹敵する国際的レース。競馬でいえば(またかよ)名古屋がGⅢならば、世界選手権はGⅠレース。

赤羽選手は名古屋に出ないという選択肢もあったはず。
そうだったら、3人目の選考はそうあっさりとは決まらなかったでしょう。
では、なぜリスクを冒して赤羽選手は出場したのか。

報道は「選ばれるかどうか不安で、確実なものにするため」というようなものでした。
しかし、出る以上日本人1位以外、彼女が選ばれる選択肢はなかったのでは。
もちろん、不出場の場合、出場した日本人選手がスゴイタイムで優勝してしまったら、世界選手権5位の実績もかすんでしまう。
そういう不安があったのかもしれません。とりわけ野口選手も出ますし。

これは邪推ですが、陸連のほうから赤羽選手に「選考が難航するから、決着をつけるために出てほしい」というような依頼がなかったのか。まぁ、自己判断と思いたいのですが。

男子の場合も、東京マラソンで2位(日本人1位)に入り、2時間7分台の好タイムを出した藤原新と、やはり選考レースのびわ湖で日本人1位となった走る飛脚(飛脚は誰でも走るだろう)の山本亮はほぼ決定。
あとのひとりが専門家でも意見の分かれるところでした。

結局はびわ湖で山本選手に次いで5位に入った中本健太郎を選出。
まぁ、公務員の星・川内優輝は、東京マラソンで失速してしまい、仕方ないのかなという気もしますが。

これもうがった見方をすると、当選確実だった藤原は報道されているとおり、実業団を辞めた無職のランナー。もうひとりの山本は佐川急便所属の実業団ランナーですが、びわ湖マラソンでは招待選手ではなく、一般参加。つまり陸連の強化選手ではない(多分)。

となると、陸連がサポートを受けている企業、つまり実業団からどうしてもひとり選ばなくては「いいわけ」ができない。と同時に強化選手が選ばれないと、自分たちの選手強化の方法も非難をあびることになる(すでに非難はやむをえない状況ですが)。なら強化選手でなおかつ実業団所属の選手を、ということに。そんな配慮があったのではないでしょうか。あくまで邪推ですよ、関係者のかたがた怒っちゃいけませんよ。

しかし、それなら川内選手が選ばれたとしたら。
やはり異論は多々出たはずでしょう。川内選手は強化選手にはなっている(多分)でしょうけど、実業団ランナーではない。

まぁ、正直3番目のランナーは「該当者なし」でもいいのでしょうが、そうはいかないのかも。なら、抽選で。大レースに抽選で選ばれた馬が好走するケースもあるから(競馬じゃないっつうの)。

でも、川内選手が東京で失速したとき喜んだ人もいただろうな。
藤原、山本、川内じゃシャレにならないもの、陸連としては。……怒っちゃいけません。

やっぱり、最後に何か1曲。
マラソンの歌といえばピンク・ピクルス「一人の道」だけど、悲しすぎるものね。

爆風スランプ「Runner」もいいけど男性主体だし……。
本番での先行逃げ切りはむりだろうから。こんなのどうでしょうか。激励にゃならないか。


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▼上村愛子4位に拍手 [deporte]

上村愛子.jpg

あと2人の競技者を残して上村愛子の順位は2位。

もちろん成績下位の選手から滑るので、残っている2人はどちらも金メダル候補。
でも、どちらかがミスをすれば上村は1つ順位を上げて表彰台に上がれる。

思わず、「転んでくれ」なんて不謹慎なことを思ってしまいました。わたしだけじゃないよね、きっと。しかしトップアスリートは転ばない。転ばないからトップなのです。

結果はトリノの5位からワンランク上がっての4位。

競技直後のインタビューで上村は、客観的な感想とはうらはらに涙が止まらないようでした。それでも受け答えは終始しっかりしていました。
4年前の有名になった「どうやったら表彰台にあがれるのかナゾ」という“泣き”もなかった。

ファンとして勝手なことをいえば、上村愛子のピークは2年前のワールドチャンピオンのときだったと思う。
18歳で初出場した長野五輪から4度目の五輪。彼女ももう30歳を超えてしまったんだなぁ。
あんな激しい競技はやっぱり技術以上に体力がものを言う。

そう考えると4位という結果は、彼女がいかにこの4年間努力をしてきたか、ということを物語っている。

夕方のニュース番組に現地から生出演していた彼女は、キャスターの「モーグルの神様に何と言いたいか?」という“誘導尋問”に対しても冷静で、本番で自分の力を十分に出すことができたことへ感謝したい、と述べるとともに、他の選手たちが無事に滑り終えたことにも感謝したいと真面目な彼女らしい応答をしていた。

ひと一倍注目度が高く、なにかにつけてメディアからコメントを求められることが多い彼女だが、いつも気負うことなく、かといって臆することなく、冷静に自分の気持ちを自分の言葉で過不足なく伝えてきたことに「立派だなぁ」と以前から思っていたが、こんかいもそうした想いを裏切らないマスコミへの受け答えだった。立派だなぁ。

というわけでバンクーバーオリンピックがはじまりました。

開会寸前に国母クンの話題には笑ってしまいました。
「21歳になって、まだ高校生なみの“腰ばき”かよ。オツムの程度が知れるぜ」
「開会式に出さないのなら、はじめから出場させるなよ。関係者出てこいッ!」
って具合に。

まぁ、たいした問題ではありません。
それよりも今日は上村愛子のパフォーマンスとあの涙にジンとしてしまいました。
……オリンピックだよなぁ。

いちファンとして、彼女の健闘にこんな曲で祝福したいと思います。


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そして誰もいなくなった [deporte]

世界卓球①.jpg

卓球の世界選手権、男子ダブルスで岸川聖也水谷隼組が準決勝で中国のペアにストレート負け。これで決勝戦を前にして日本は男女ともすべて敗退。

それでも岸川・水谷ペアは12年ぶりの銅メダルだとか。かろうじて日本開催という“地の利”を活かす結果に。

某民放が総力を挙げての実況だったが、地味なスポーツだけにどの程度の人がテレビ観戦したのか。
宣伝塔・福原愛も、実力ナンバーワンの平野早矢香も早々に敗退。プロデューサーは真っ青になったのではないだろうか。

しかし、銅メダルという最低限の成果はあったし、何よりも将来性が期待できる若手の活躍が素晴らしかった。

とりわけ男子のマツケン(誰も言ってない)こと松平健太は、今大会の日本人選手の試合のハイライトといっていいほどの善戦。18才というのだから頼もしい。

4回戦で敗退しベスト8には残れなかったが、負けた相手が北京五輪の金メダリスト・馬琳。それもフルセット(って言うのかな)の末3―4で惜敗。1―3の劣勢から2ゲーム連取したときはこの勢いで勝てるのではないかと思ったほど。

しかしさすがにオリンピックチャンピオン。最後はキャリアの差で敗れた。
ひいきめかもしれないが試合内容は互角。まったく卓球の知識はないのだが、聞けばマツケン、ジュニアの世界チャンピオンだとか。なるほど。
他のスポーツでもそうだが、ジュニアの世界一が必ずしもシニアの世界一にはなれない。しかしTVの解説者もアナウンサーも「未来の世界チャンピオン」を強調。

素人ながらあの試合を見たかぎり「そうかもね」と納得してしまった。

女子では石川佳純。こちらは16歳。

世界卓球②.jpg

卓球門外漢のわたしでも中学の頃から“ポスト福原”と言われていたのは知っていた。
それが今大会では日本女子のナンバーワンに。

みごとベスト8に勝ち残り、あとひとりでメダルというところまでいったが、準々決勝の相手はやはり女子の北京五輪チャンピオン張怡寧。1―4と完敗ではあったが、1ゲーム取ったのは大善戦。
とりわけ、2、3ゲームで見せた一歩も引かない長いラリーは、観戦者を十二分に堪能させてくれた。次のオリンピックや世界選手権が楽しみ。

正直、テレビ観戦するつもりはなかったのだが、あまりにも他のテレビ番組がつまらないので観たところ、まさに松平―馬の大激戦。
やはりスポーツに勝るドラマはなかった。どんなスポーツでもじっくり見れば面白い。あとはテレビの見せ方の問題かも。

卓球台という狭いスペースに小さなボール、それにあのスピード。テレビ中継はかなり難しいだろうと思う。しかしそれでもあのラリーでのダイナミズムは伝わってくる。素早いフットワークとともに強靭な上半身が要求される過激なスポーツであることがわかる。

ところで昭和20年代後半から30年代にかけて日本は世界に冠たる卓球王国だった。
荻村伊智朗というスーパースターがいた。個人戦はもとよりダブルス、団体戦を含め12もの世界タイトルホルダーだった。

そんな影響からか、昭和30年代、東京ではたいがい町に一カ所くらいは有料の卓球場があった。
ガキどもの一番人気は三角ベースだが、雨が降るとよく卓球場へ行ったものだ。
今では卓球場のある町のほうがめずらしい。

昭和40年代に入って王国の座は中国に奪われてしまったが、それでもときたま日本人の世界チャンピオンが誕生している。
どのスポーツでもそうだが、世界的レベルのアスリートがいなくては注目されないし、競技人口も増えない。そういう意味では今回卓球で頼もしい選手が出てきた。それも男女そろって。

(写真はいずれも東京新聞より)


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◎祝!2連覇 [deporte]

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WBCやりましたね。
なんだか危なっかしいところはあったけれど、最後はライバル韓国と延長戦の死闘の末雌雄を決し、なおかつ看板選手のイチローが決勝打って、できすぎる結末。
本場アメリカが日本のようなドリームチームではないとか、サッカーのワールドカップに比べるとワールドワイドな大会ではないなど諸々意見もありますが、とにかくキューバ、アメリカ、韓国を破っての優勝は拍手、拍手、拍手。

松坂のMVPには少し異論ありだけど、まぁ、ほとんどの選手が攻守で持ち味を出せたと思うので、誰でもいい、ということで。残念なのは唯一村田の怪我。早期復帰を。

今日は午後から恵比寿で人と会う約束が。
試合は10時頃から。用事をしながらのテレビ観戦。
日本が1点先制したあと、4回だったか5回だったか追加点のチャンス。日本の攻撃はノーアウト一、三塁。ところがまず三振、続いて内野ゴロのゲッツーで無得点の拙攻。そのウラ、それまで好投していた岩隈がホームランを被弾。
「ほら、こういうことになっちゃうんだよな。知らないよ……」
と思いつつ12時過ぎに未練を残しつつ家をでました。

街を歩いていてもどこかの電気店か何かでテレビを放映しているところはないかと、キョロキョロ。あるわけない。
待ち合わせの約束の喫茶店に置いてないかなという淡い期待もあるわけない。

その喫茶店で知り合いとしばし歓談。
時計は2時をまわっていましたが、以前行ったことのある天麩羅屋で遅い昼食をとることに。WBCの結果は気になったけれど、もはや終わっている時間と思っていましたので。

二人で食事処に向かっていると何やら道を塞がんばかりの人だかりが。
何かと近づいてみるとこれが洋風パブで、どうやら中でWBCの実況中継をやっているらしい。
人だかりにも驚いたけれど、まだ試合が続いていることに吃驚。
店に入れない人が外から観戦してたのです。最後尾にいた若者に「どうなってるの?」と訊ねると「いま延長10回、さっきイチローが打って5対3です」と満面の笑顔で教えてくれました。

残念なことに知り合いはベースボールにまったく興味なし。
わたしが背伸びして店内を覗き込んでいると、察したようで。「いいよ、見ていきなよ。オレ先に行ってるから」
だって。
「うん、じゃあ先行っててよ、すぐに行くから」
とは言えません。なにしろ年上の方ですし。
「いいよ、いいよ」
と痩せ我慢。またまた未練を残しつつ、10回裏の韓国の攻撃が不発に終わることを信じつつ、天婦羅屋に足を運びつつ。

結局帰宅したのは6時近く。
日本がダルビッシュの抑えでWBC2連覇達成を知ったのはテレビのスポーツニュースで。

恵比寿店のように、今日仕事や用事でテレビ中継を見れなかった人で、スポーツバーや秋葉原の電気店、あるいはテレビのある食堂や喫茶店で観戦した人も結構いるんだろうなぁ。
地元アメリカでは盛り上がりに欠けるといわれているWBC。その決勝戦の視聴率が気になります。もちろん韓国の視聴率も。

ほんのお祝いの気持ちです。 

 


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サムライジャパン? 負けたら切腹かよ。 [deporte]

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WBCいよいよ佳境に入ってまいりました。

というか、今日がひとつめの大きな山でした。
松坂が好投した前の試合からキューバには負けないと思っていましたが、勝負はやってみなければわからない。もし負けたらハイ、サヨナラ。そんな不安も。

ファンでさえプレッシャーを感じるのだから、監督、コーチ、選手たちはいかばかりだったか。
それが終わってみればツキも味方しての連続完封勝ち。ヨカッタヨカッタ。

岩隈のベストピッチ。4点のアドバンテージとはいえ、それを受けた杉内の完璧な仕事。
打つ方では毎度毎度の青木の好打。スタメンから外した方がいいのにと思っていたイチローも復活の兆し。
チームとしての雰囲気最高で明日の韓国戦に臨めます。

それにしてもおもしろいなぁ、今回の日韓の攻防。
初戦のコールド勝ちを見たかぎり、楽勝!と思ったものね(単純)。そこから2連敗。それでも決勝リーグに勝ち進めちゃうのはWBCルールならでは。
一発勝負のトーナメントでは力をだしきれないまま敗退なんてことになっちゃう。

ひところのサッカーの日韓戦を彷彿とさせます。それだけ実力が伯仲してきたということでしょうね。
明日は4度目の韓国戦だけど、ひと息いれたほうがいいかも。買っても負けても準決勝へはいけるのだから。
対戦相手はアメリカでもベネズエラでもどちらでも。2位狙いではなく、ナンバーワンを目指しているのだから、その試合にこそ全力投球で。
そしてそこを勝ち抜き、願わくはやはり勝ち上がってきた韓国と決勝戦でファイナルバトルを展開してもらいたいものです。

昨日韓国に負けたあと、球場を出る無言のイチローのコワイ顔。今日、三塁打を打ったあとベンチの中で垣間見えた笑顔、なんかホッとしました。

他の選手もそうだけど、なにか重圧感を背負っている感じなのは北京五輪と同じ。
サムライったって負けたら切腹だなんて誰も思っていませんから。

では彼らの健闘を祈ってこんな歌でも。ジュリーのほうが良かったかな……。


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北京五輪⑨サヨナラ北京 [deporte]

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やっと北京オリンピックが終わりました。
閉会式は開会式同様、ニュースなどのダイジェストで見ようっと。

中国は予定どおりの金メダル獲得数ダントツ№1で、国内的には大大成功裏にオリンピックを終えることができたのだろうなぁ。
日本は最後のマラソンも「やっぱり」だし、金メダルの数は前回のアテネよりかなり少なかったんじゃないかな。まあ、でも金銀銅合わせて20数個獲れば充分でしょう。他の国だって頑張ってるんだし。

それにしても今回のオリンピック。終わってしまう淋しさみたいなものがまるでないんだなぁ。正直2、3日前あたりから、つまり女子ソフトが金を獲った後は「早く終わってくれないかな」なんて思ったりして。

まあ、個々の競技については面白かったしスポーツあるいはゲームの醍醐味を堪能できたので満足しているのだけれど、ゲームから離れたとき、つまりテレビのスイッチを切ったとき、なにか胃のあたりがスッキリしないのです。ハラハラドキドキした今さっきのゲームのさわやかな余韻がないんだなぁ。

それは、やはり北京、すなわち中国での開催ということに拠るものでしょう。
開催前から報道されていたチベットや新疆ウイグル地区をはじめとする、少数民族の弾圧問題をはじめ、中国政府の内外に対する高圧的な姿勢がとても目障りで。
ならば、ボイコットの意思表明をするため「テレビを見なけりゃいいじゃん」という考えもありますが、やはり4年に一度のアスリートの闘いは是が非でも見たい。

オリンピックを楽しむことが、中国の少数民族弾圧に荷担することになるといわれれば、「そういうつもりはない」と言いつつ、批判は甘んじて受けるつもりですが。

大会が終わってから言うのも妙な話だけれども、やぱぱり中国でオリンピックを開催するべきではなかったんだよなぁ。IOCは認めるべきではなかった。しかし、始まってしまいましたからね。
中国に限らず、外国との紛争を抱えていたり、国内で民族問題をはじめ内紛を起こしているような国では、治安上の問題もありますが少なくとも“平和の祭典”を表看板にしている国際的イヴェントを行うべきじゃないよなぁ。

報道によれば、各国記者に対して暴力沙汰を含め30件以上の取材妨害があったそうだし、これはIOCの委員が会見で述べていたことだけど、中国政府がオリンピック開催前から宣言していた場所限定付きの抗議活動の認可は、70件あまりの申請があったにもかかわらず1件も認められなかったって。
こんな全体主義の匂いのする場所で、平和の祭典はいかにも茶番だよなぁ。

中国には中国の事情があって、資本主義国家のようになんでもかんでもオープンにというわけにはいかない、というのは理解できるし、その中で中国はオリンピックのために最大限の“開かれた国”を国際社会に提示してみせたこともわかるけど。
でもやっぱり、そうした非民主主義地域、あるいは民主主義途上国でオリンピックを行うのは無理だよなぁ。見る方だって素直に見られないもの。

そんな思いがあったもので、感動的だった各競技の精神的消化状態が良くなく、なんとなく“胃もたれ”ぎみで、大会最終日になり「やれやれ」と思っているわけです。

最後になりましたが、今回のオリンピックのマイ・ハイライトは何といっても陸上短距離のウサイン・ボルトの快走、そして女子ソフトボールの優勝。そのほかにも印象的な試合はありましたし、素晴らしいアスリートはいましたが、この2つを見ることができただけでも、オリンピックをテレビ観戦した意義がありました。

さてと、胃薬買って来なくちゃ。


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北京五輪⑧海彦山彦 [deporte]

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昨晩の陸上男子400mリレー決勝は、かなり期待していました。あわよくば、ジャマイカや他の強豪チームがバトンミスして金メダルも……なんて。

まぁ、世の中そんなうまくはいかないけどそれでも3位、銅メダル。末続、朝原とバクダンを抱えながらの力走を思えば、拍手、拍手、拍手。

アテネの金2つに比べ、今大会はメダルゼロという流れだっただけに、陸上陣もホッと胸を撫でおろしていることでしょう(まだ男子マラソンが残っている)。準決のアメリカ失格という幸運もありましたが、堂々とした銅。

それにしても、トラックのメダル獲得は80数年ぶりだとか。その先駆者がかの“昭和の鉄女”人見絹江だったのには驚いた。そうなんだ、あれ以後誰もメダルに届かなかったんだ。長距離の“小さな巨人”村社講平も、“暁の超特急”の異名をとった100mの吉岡隆徳も入賞までだったんだ。

しかし、陸上もトラックは今も昔もキビシイ競技ですが、フィールドとりわけ跳躍では華々しい時代を築いたことがありました。
三段跳びで金メダルを獲った織田幹雄、南部忠平、田島直人。3大会連続の日本人金メダルでした。田島は走り幅跳びでも銅メダル。そのほか棒高跳びの西田修平大江季夫の銀、銅。いずれも戦前の話で、なぜそんなに強かったのか不思議に思えるほど。

と同時にこの時代は水泳も強く、ロサンゼルス大会(昭和7年)の100m背泳ぎ金、銀、銅独占をはじめ、毎回のように金をはじめいくつものメダルを獲って“水泳王国”なんていわれたものでした。

つまり、陸上も水泳もかつては世界レベルの選手を擁する時代があったのです。それが、水泳はともかく陸上の凋落ぶりは激しく、目標もメダリストではなくファイナリストになったりして。
唯一気を吐いていたのがマラソン。とりわけ女子は有森裕子の2大会連続メダル(銀、銅)に続いて高橋尚子、野口みずきの連続金メダル。そしてアテネではハンマー投げ室伏広治の金がありましたが、水泳との差は歴然。

なぜに2つの競技はこれほど差がついてしまったのか。ジュニア、もっといえば幼児からの育成に対する力のそそぎ方の違いがあるのでしょうか。

しかし今回の北京での陸上男子400mリレーの銅メダル。これによって、1600mも含め当面はリレー競技を日本陸上トラックの“お家芸”にしてもらいたいし、その可能性はあります。
そして、いつの日かトラックの長距離やかつて全盛を誇ったフィールドの跳躍でスーパースターが出現することを夢見たい。トラック&フィールドのファンには、そんな期待を抱かせる今回の400mリレーでした。

古事記にでてくる「海彦山彦」は、試練を受けた山彦がやがて海彦を服従させるという話だった。それを水泳、陸上の競技にたとえるなら、水泳は海彦で陸上が山彦。その山彦は今試練の時代(長いなぁ)のまっただ中。早く失くした針を探して低迷から浮上してほしい。そしてやがては水泳と肩を並べる、さらには凌ぐ時代がやってくることを期待したいものです。

(蛇足)
それにしても、400mリレーは各個人の能力よりもバトンを繋ぐ技術をはじめチームワークがいかに大事かということを立証してくれました。
その真反対にあったのが、日本の野球チームだったと思う。

チームワークが最大の武器であることは、400mリレーだけでなく女子ソフトボールでも視聴者が目の当たりにしたこと。
もはやはじまっていますが、これから雑誌、新聞をはじめマスコミで「星野ジャパン叩き」が広がっていくでしょう。監督、コーチ、スタッフ陣はある程度しかたないけれど、昨日もいったように個々の選手を“戦犯”扱いするのはどうでしょうか。

中には請われてメンバーになった選手もいるだろうし、本業を犠牲にしてオリンピックに出たあげくが、成果が上がらずマスコミ、ファンからバッシングを受けたのでは、あまりにも気の毒。あまり選手個人の責任を追及すると、国際大会に出ようという選手がいなくなってしまうね、きっと。オリンピックからは除外されたけど、WBCもありますし。

北京の不振を教訓にして、“オールプロ野球”のチーム・ジャパンをつくるときは、チームワークを第一義的に重視するメンバー選びや練習をすればいいのではないでしょうか。

最後に今回の野球メンバーがこのあと、公式戦に戻ってショックからスランプに陥らないことを願うばかりです。


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北京五輪⑦NHKは五輪専門テレビかよ [deporte]

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野球はやっぱりだめだったか……。
よりによって不振のイ・スンヨプに決勝のホームランを打たれるとは。

すべて結果論だけどやっぱり継投の起用法には疑問。ソフトの上野のような鉄腕はいなくともエース級がたくさんいたはず。調子のいい投手を出すべきだよね。連投したってよかった。1、2イニングなのだから。やっぱり、プロ野球各チームから預かった大事な選手たちだから遠慮があったのかなぁ。

イのあの一発でなんとなく日本チームの張りつめた糸が切れたね。しばしば映し出すベンチの各選手の暗さ。もうあれで勝負あり。

9回裏、最後の攻撃も芯に当たったのにツキに見放されてゲームセット。

それにしてもこの大会での韓国プロ野球の強さ。もはや日本のプロ野球は抜かれてしまったのか。
見方を変えれば日本プロ野球がこんなにも弱かったのかということになる。現時点での大会全成績が4勝4敗。韓国には2敗。こうなったら韓国の金メダルを期待しましょう。

外国人助っ人のいないプロ野球、つまり純オール・ジャパンでは力不足なのか。あるいはイチロー、松阪をはじめメジャー組がいなくては国際試合を勝ち抜けないのか。はたまた、野球というチームスポーツは強打者好打者ばかり揃えても勝てるというものではないのか。つまりチームとしてのバランスに欠けていたのか。
敗因はいろいろ考えられるけれど、やっぱりチームの総合力として弱かったということ。個々の選手の“戦犯捜し”は意味ないよね。

しかしそれでなくても人気下降ぎみのプロ野球。これでその流れに拍車がかからねばと心配してしまうのです。いま、オリンピックと併行してプロ野球の公式戦も行われているけど、多くの有力選手が戦線離脱しているせいもあって、まるで関心が薄くなっているもの。

こうなったらプロ野球ファンに少しでも溜飲を下げてもらうためにも、銅メダルは必須。でもなぁ、あの韓国戦敗戦後の暗い雰囲気を考えるとキビシイなあ。

話変わってオリンピックも後半、そろそろ飽きてきた人もいるだろうな。またオリンピックの特別放送のため通常の番組が飛んじゃって怒りの声をあげる人もそろそろではじめてきた。
とりわけ地上波、衛星ともに多くの時間をさいているNHKへの風当たりは強い。
今日のある新聞のコラムにも、高校野球、オリンピックと続いて「NHKはスポーツテレビ局か」と皮肉まじりに書いている人がいた。多分、オリンピックやスポーツにあまり関心のない人なんだろうな。

もちろんそういう人はたくさんいるわけで、言い分は一理も二理もある。
とくにNHKは少しやりすぎかもね。おそらく高い放映権料をIOCに支払ったので、放送時間あたりの制作単価を極力下げようとして、めいっぱい放映しているのだと思うけれど、朝から晩までというのはないな。とりわけ民放と同時の生中継はどちらかに統一すべきだよね。個人的にはついついNHKの方を見てしまうのだけれど。

とにかく怒り心頭のコラムニストさん、あと2日、あと2日で終わりますので、どうか我慢してやってください。

さて今日の夜はめずらしく民放の五輪特別放送がない(もう終わった)ので、NHKで陸上でも見ようかな。今日は男女のリレーの決勝がめじろおしだし、女子の5000mもおもしろそう。

 


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北京五輪⑥ソフトボール快挙! [deporte]

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いまさっき女子(男子はないよね)ソフトボール決勝で日本がアメリカを3-1で破り金メダル。これは紛れなく快挙といえますよね。

それにしてもまさかと思った(私だけ?)上野の連投。そのまま7回をホームランによる1点に抑えて完投。信じられないスーパーウーマン。

今日はほぼ同じ時刻になでしこジャパンの銅メダル取りもあったので、前半は切りかえ切りかえでテレビを見ていました。
なでしこジャパンはドイツにパワーとスタミナで負けてしまった。しかし、いいとこなしだった男子に比べたらベスト4は大大善戦。彼女たちのスキルが世界に通用することを示してくれた。よくやったよ。

ソフトボールのハイライトは6回裏のアメリカの攻撃。そこまで日本が2-1でリードしていた。その回は日本の小さなミスもあってワンアウト満塁。ヒットが出れば逆転というシーン。それをみごとに上野がかわして3アウト。
“ピンチの後のチャンス”は野球だけの定説ではなかったね。

7回表の日本は相手のミスにつけこんでダメ押しの1点をもぎとった。これが大きい。1点差と2点差では守りのプレッシャーが全然違うものね。
そしてその裏、アメリカの先頭バッターにヒットを打たれたが、サードのファールフライ、ライナー、ゴロときれいに3アウトを取って歓喜の金メダル。オメデトウ!それにしても上野の鉄腕振り。2日で28イニング、つまり4試合分投げきってしまった。

 

ソフトボールは銀、銅ときて金。これはまさしく悲願。
その銀、銅で涙をのんだ監督がテレビの解説をしていた宇津木さん。その瞬間感極まって涙、涙、涙。声しか聞こえなかったが、その感激ぶりは見ているものに伝わってきた。よっぽどウレシかったんだろうな、わかるなぁ。

この大会2敗していたアメリカに勝ったのだからさすがだね。
金メダルを期待されていてそのとおりやってのけるのもみごとだが、メダルはあっても金は?というチームが頂点に上りつめたのは、やはり快挙というべき。もう一度快挙!
これで明日の野球準決勝にもいい効果を生む気がするけど。いいことはそう続かない? 
いや風向きは完全に日本のような気がします。

それにしても、このソフトボールといい、野球といい今大会で終わり。次のロンドンでオリンピック競技から消えてしまうというのだから淋しい。
たしかに、サッカーのようなワールドワイドなスポーツとはいえない。
何日か前の新聞に中国の監督をしたこともある元プロ野球選手の江本孟紀氏が、オリンピックに採用された後、アジアやアフリカ諸国に地道に野球を啓蒙してこなかた報いがあらわれた、というようなことを書いていたが、もしそうならやっぱり次の世代、その先の世代を見据えて地道な努力はすべきだよね。日本にいると世界のどこでも野球やソフトボールは知っているはずと思いがちだけど、考えてみればめんどくさい競技だものね。

ベースボールの協会は、もうひとつの“落選”の原因であるアメリカメジャーリーグ選手の不参加を、今後MLBと協議して決勝リーグに限って参加してもらうよう働きかけるそうだ。まぁそうなれば、アメリカやベネスエラ、プエルトリコをはじめとする中南米やカリブ諸国は強くなるけど。……日本もか。

それはともかく、次回、次次回はキビシイかもしれないが、野球、ソフトボールともにオリンピック競技に復活させてほしいよね。とりわけソフトボールはそうなってほしい。でないと、金メダルを取って盛り上がるものも「中くらい」になってしまうものね。


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北京五輪⑤野口、劉、土佐 [deporte]

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いやぁ、ソフトボール日本対オーストラリア戦、いい試合だった。
お互いにハラハラドキドキで延長5イニングス目の12回、日本4-3でサヨナラ勝ち。
今日は「夏休み」で午前中の対アメリカ戦(これも延長だったが負け)も見たが、ピッチャーの上野は2試合連続で完投。球数は300球を越えていたのだからスゴイ。よくいう「鉄腕」というヤツ。
これで銀メダルは確定。明日のアメリカとの決勝は予選を含め2敗しているだけにキビシイけれど、いい試合をしてもらいたい。まさか上野は投げないだろうな。
今回はソフトボールにふれるつもりはなかったけれど、あまりいい試合だったのでつい。

裏でサッカーのキリンカップ(ウルグアイ戦でチョコチョコ見てました)をやっていたけれど、多分ソフトボールの方が視聴率高かったんじゃないかな。それにしても日本テレビ、よく最後まで放送したものだ。巨人戦なら打ち切りだろうけど。


今回の本題は「棄権」について。

陸上男子110mハードルはLIVEで見ていて驚かされた。

“中国の星”劉翔がまさかの棄権をしたのだ。
他の選手のフライングでスタートやり直しになったが、第一ハードルまで駆けた劉はすでに足を引きずっていた。
すると太ももに貼ったゼッケンを剥いであっさり退場してしまった。おそらく、走る前からアキレス腱に大きな不安をかかえていたのだろう。それがフライングでスタートを切ってみてダメだと確信したのだろう。

あとから考えれば、フライングは天の恵みになるかも。もしスタートが切られていたら激走しただろう。そして途中で痛みに耐えかねレースを止めていたかもしれない。そうなったら足へのダメージはもっと大きかっただろう。

その数時間後劉のコーチが記者会見に臨み、感情的になって劉の無念さを伝えていた。やはり劉選手に堂々と棄権したわけを話してほしかった。それは野口みずきも同じ。

劉のリタイアには中国でも賛否両論らしく、とりわけインターネットの書き込みでは「脱走兵」なる過激な言葉で非難していたものもあったとか。
マスコミでも劉の“敵前逃亡”を非難する論調もあったそうだが、先日、国家副主席が劉選手を見舞ったことから風向きが変わった。「棄権しても英雄」という“権力”の判断にマスコミの批判記事もインターネットでの非難も減ったという。

日本の常識からいえば、そんなこと国家の口出すことではないとなるのだが、劉やバスケットの楊を北京オリンピックの広告塔にまつりあげて、国民の意思統一を図ってきた中国としては擁護せざるをえなかったのだろう。それに沈黙してしまうマスコミも情けないが。

個人的には、劉の行動はある意味勇気あるもの(そうせざるをえないほど痛みがひどかったともいえるが)として肯定したい。
国民的、国家的期待は日本人の想像をはるかに超えるものであったに違いない。勝手な推測をすれば、劉ははじめから走れば無惨な姿を国民の前に晒すことがわかっていたのではないか。だからできることならエントリーを取り下げたかったのでは。しかし、国民の期待にコーチ陣も彼自身も棄権する“勇気”がなかったのだろう。
それで、あのフライングでようやく正しい決心がついたのではないか。

それで思い浮かぶのが、野口みずきと土佐礼子の女子マラソン選手。
このケガで泣いた3人を並べてみると。野口はスタートラインにつく前に決断した、劉はスタートラインには立ったが走る前に決断した、土佐は走ってやっぱり無理とわかり決断した。という三者三様の棄権だった。

アスリートとしてどれが賢明だったかといえば、やはり野口、劉、土佐の順だろう。
3人が3人とも「もしかしたら、奇跡的に痛みがなくなるのでは。いざ走ってみれば案外大丈夫かも知れない」とい米粒のような期待があったかもしれない。それ以上に大きかったのが「責任を果たさねば」「裏切ってはいけない」「いまここで投げだせばどんな非難を浴びることになるか」という“国民”という得体の知れない存在からの重圧。

そんな中でやはり野口は最も勇気ある決断をしたのではないだろうか。後にわかった土佐の1カ月以上練習をしていない、という周囲の証言はひどい。そんな選手をなんでスタートラインに立たせたのか。これは土佐自身というより、コーチ、スタッフ、知っていたなら陸連関係者に問題がある。

レスリングで銀メダルをとった松永共広選手に、元アスリートのインタビュアーが「よく日本のオリンピック14大会連続メダル獲得を死守してくれました」と問いかけたのに対し、彼は「僕は自分のために、闘ってきたつもりです」と明快に答えていた。
本音だと思うし、それでいいのではないか。オリンピックへの参加にどれだけの税金がつかわれているのかしらないが、そんなことでプレッシャーを感じることはない。
オリンピックともなれば、ある程度のナショナリズムは仕方がないがほどほどにだ。

それにしても、ハンマー投げの室伏広治もそうだが、“手負いのアスリート”がなんと多いことか。それだけ、限界に迫るギリギリの練習をしているのだなということがわかる。しかし、ケガをすればまた無理をすればいいことはなく、選手生命にも影響するということは今回の北京五輪を見なくてもあたりまえのこと。
メジャーリーグのイチローはデビューから十数年、大きなケガをしたことがない。資本である肉体の摂生、ケアに細心の注意を払っているのだろう。これもまた才能である。

さてとこのあと陸上男子200mのボルトの見なくては。
夢の18秒台が出るかもね。


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