nice! 4

pafu
きゃりぱ〜
Nob
deacon_blue
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♪ 燃える 燃える 燃える 俺の心が
血と涙の染まった 白いマットに
俺の青春は 戦いの道
まばゆいライトに 浮かんだリングを
墓場と決めて
涙橋を渡ってきた俺さ
この悲しみ賭けた明日を
俺は信じて
(「明日への叫び~あしたのジョー2のテーマ」詞、曲、歌:ジョー山中、昭和56年)
「泪橋」(涙橋)と言って「あしたのジョー」を連想するのは40歳以上の男性かもしれない。
小さな川にかかる木橋・泪橋。その下に掘っ立て小屋に毛の生えたような“丹下拳闘クラブ”があった。
この橋の上で、少年院から出所したばかりの矢吹丈に、丹下段平が言う、
「この橋はな 人呼んで泪橋という いわく 人生に破れ生活に疲れ果ててこのドヤ街に流れてきた人間たちが涙で渡る悲しい橋だからよ 三年ほど前のわしもそうだった おめえもその一人だったはずだ
だが 今度はわしとおまえとで この泪橋を逆に渡り あしたの栄光を目指して 第一歩を踏み出したいと思う……」
言ってみれば、このボクシングジムのある泪橋から、ジョーと老トレーナーの明日への闘いが始まっていくのだった。
ところでこのインパクトの強い「泪橋」実在するのだろうか。
「泪橋」「ドヤ街」というキーワードで思い浮かぶのはかつての山谷、現在の南千住駅周辺。たしかに南千住から浅草へ向かう通りと明治通りとの交差点には「泪橋」の標識がある。しかし、周辺を見回しても橋もなければ川もない。
実は明治の頃まで、ちょうど明治通りのあたりに思川(駒洗川)という隅田川にそそぐ川が流れていた。
池波正太郎の『剣客商売』にも、
「渡し船で大川をわたりもどった秋山大治郎は、橋場の町はずれを流れる思川をわたり、……」
と出てくる。
この思川にかかっていたのが泪橋。この付近に小塚原の刑場(江戸時代の処刑場)があり、挽かれていく囚人がこの橋を渡り、それを見送る家族ともども涙にくれたことが、橋の名の由来になっているとか。
「あしたのジョー」は、作品が発表されたほぼ同時代を描いていると考えられるが、この連載が始まった昭和42年、すでに思川もなく橋としての「泪橋」もなかったはず。
しかし漫画ではあきらかに泪橋の下を川が流れていた。
丹下段平がジョーに説明していた「泪橋」の謂われも違う。ではあの「泪橋」は南千住ではないのだろうか。
じつは東京にもうひとつ「泪橋」がある。
京浜急行の「立会川駅」を降りて大井競馬場方向へ歩くと、立会川にかかる浜川橋に出る。昭和9年に作られた石橋で、その昔は泪橋(涙橋)と呼ばれていた。大井のお馬さんに蹴飛ばされオケラになった野郎どもが泣く泣く渡った橋……、なんてことはなくて……。
実はこの界隈にもかつて、鈴ヶ森という処刑場があり、南千住とまったく同じ理由で「泪橋」と呼ばれるようになったとか。
こちらの「泪橋」の下には、いまでも立会川(昨年ボラの大発生がニュースになった)が流れている。
ということは、「あしたのジョー」の泪橋のモデルは浜川橋なのか。
まあ、どちらでもいい、いやどちらでもないのだろう。つまりフィクションの世界なのだから、どこの川が流れていようと、どんな橋がかかっていようとかまわないのだ。
要は、矢吹丈が老トレーナーの言った「泪橋を逆にわたろう」という言葉を胸に刻みつけた、ということが重要なのである。
「あしたのジョー」はテレビアニメになって主題歌、挿入歌が作られるようになった。Part2もでき、さらに劇場版もPart1、2があったのだから、それぞれでたくさんの歌が作られることになった。
もっとも有名なのは♪明日はどっちだ の「あしたのジョー」(尾藤イサオ)で、作詞は寺山修司。
今は亡き小池朝雄が歌う「ジョーの子守歌」というのもある。こちらは丹下段平が歌う設定で、名セリフ「立つんだ、ジョー」が聞ける。作詞は原作者の高森朝雄。作曲は「あしたのジョー」と同じ八木正生。
テレビアニメの「あしたのジョー2」では、荒木一郎がテーマ曲他を作り、「MIDNIGHT BLUES」「果てしなき闇の彼方に」を自ら歌っている。
また劇場版「あしたのジョー2」の主題歌、「明日への叫び」はジョー山中が作詞、作曲、ヴォーカルをこなしている。
ジョー山中の“ジョー”は「あしたのジョー」からとった、ということはまったくなく(彼の方が年上)、たまたま。
とはいえ、ジョー山中もミュージシャンになる前は4回戦ボクサーだったということで、「あしたのジョー」のファンであったことは十分想像がつく。
きっと、近所の銭湯のカガミの前でシャドーなんかをやりながら、拳ひとつで栄光をつかめるチャンプの夢に浸っていた若者だったのだろう。
三上寛の「夢は夜ひらくに」にそんなワンシーンが出てくる。
♪ 風呂屋に続く暗い道 40円の栄光は
あしたのジョーにも なれなくて
夢は夜ひらく
☆ 趣があって良い話でした。
by deacon_blue (2007-10-06 22:08)
あしたのジョーファンです
面白い話を聞かせもらいました
by vivir (2007-10-08 15:06)
やぶきジョーをこういうふうに書くとは知りませんでした。
by pafu (2007-10-11 06:28)
deacon_blueさん、nice!とコメントありがとうございました。
by MOMO (2007-10-11 21:27)
Nobさん、読んでもらってありがとうございます。
by MOMO (2007-10-11 21:27)
きゃりぱ~さん、はじめまして。
ジョーが生きていれば60才ぐらいでしょうか。
丹下の段平さんは生きちゃいないでしょうね。
by MOMO (2007-10-11 21:28)
ぱふさん、こんばんは。
そうですよね。なんせ「あしたのジョー」ですからね。
あしたの丈じゃピンときません。
講習まだまだ続くのですか。マイペースでね。
by MOMO (2007-10-11 21:31)